韓国の最低賃金はいくら?2026年の時給と外国人への適用|H-1 MISSION 14
情報確認日:2026年8月19日
韓国ワーホリでアルバイトを始める前に、必ず確認しておきたいのが「自分の時給が、その年の最低賃金を下回っていないか」です。
2026年に韓国で適用される最低賃金は、時間給10,320ウォンです。ただし、最低賃金は毎年見直されます。求人に応募するとき、契約するとき、そして年をまたいで働くときは、必ずその時点の公式金額を確認してください。
まず結論|2026年は時給10,320ウォンを基準に確認する
2026年の最低賃金は次のとおりです。
- 時間給:10,320ウォン
- 日給換算:82,560ウォン(1日8時間基準)
- 月給換算:2,156,880ウォン(週40時間、週休有給8時間を含む基準)
ここで注意したいのは、日給・月給の数字は「換算例」だということです。H-1ワーキングホリデーには別途就業時間の条件があるため、この月給額をそのまま「ワーホリで毎月もらえる金額」と考えてはいけません。
また、2027年適用の最低賃金は、2026年8月5日に時間給10,700ウォンとして正式に告示されています。2026年から2027年をまたいで働く場合は、適用年が変わるタイミングで給与条件をもう一度確認しましょう。
※金額・制度・適用条件は変更される可能性があります。実際に応募・契約・勤務を開始する直前に、最低賃金委員会・雇用労働部の公式サイト、または雇用労働部相談センター1350で最新情報を必ず確認してください。

CHECK 1|求人票の時給だけで判断しない
求人サイトに「時給○○ウォン」と書かれていても、それだけで確認を終わらせないでください。
応募前には、少なくとも次の4点を見ます。
- その金額は基本時給なのか
- 研修期間だけ別の時給が設定されていないか
- 勤務時間と休憩時間はどうなっているか
- 面接後に提示された条件が求人票から変わっていないか
特に「研修中だから最低賃金より低くて大丈夫」と説明された場合は、その場で納得しないことが大切です。最低賃金の減額には法律上の条件があり、雇用主が自由に決められるものではありません。自分の契約が該当するか分からない場合は、契約前に1350へ確認してください。
CHECK 2|外国人・ワーホリだから安くていい、ではない
H-1で働く外国人だからという理由だけで、最低賃金より低い時給にしてよいわけではありません。
最低賃金制度は、労働者の賃金の最低水準を国が定め、使用者にその水準以上の賃金を支払わせるための制度です。実際の適用可否は雇用形態や業務など個別条件によって確認が必要ですが、「外国人だから対象外」とだけ説明された場合は、その説明をそのまま受け入れないでください。
H-1の就業可能範囲と時間制限は、前のMISSION「H-1で働ける範囲・就業時間・制限される仕事を確認する」で別に確認します。
CHECK 3|契約書では「時給」だけでなく計算方法を見る
前のMISSIONで確認した労働契約書を、ここでもう一度開きます。
見るポイントは次の5つです。
- 基本となる時給
- 給与の計算単位
- 給与の締め日
- 給与の支払日
- 控除や追加手当の扱い
たとえば、求人票の時給は最低賃金以上でも、実際の給与計算で勤務時間が少なく計上されていれば受取額は変わります。
そのため、「時給はいくらか」と「実際に何時間分が計算されたか」はセットで確認します。
PAY CHECK|最初の給与明細で必ず照合する
働き始めたら、最初の給与が入った時点で一度計算を確認してください。
1. 自分の実勤務日と勤務時間を記録する
2. 契約書の基本時給を確認する
3. 給与明細の勤務時間・基本給と照合する
4. 分からない控除や差額があれば、すぐ勤務先に確認する
シフト表の写真、出退勤記録、メッセージで届いた勤務指示などは、給与確認が終わるまで消さずに残しておくと安心です。
なお、週休手当、時間外・夜間・休日勤務に関する割増などは、勤務条件によって別の判断が必要です。最低時給だけですべての給与が決まるわけではありません。
次のMISSIONでは、日本人ワーホリが特に混乱しやすい「週休手当」を分けて確認します。

STOP|こんな説明をされたら、その場で確認する
次のような説明を受けた場合は、曖昧なまま働き始めないでください。
- 「外国人は最低賃金の対象外」
- 「研修期間だから好きな金額でいい」
- 「現金払いなら最低賃金は関係ない」
- 「契約書に書いていない時給で計算する」
- 「給与明細は出せないので金額だけ確認して」
重要なのは、すぐに相手を違法だと決めつけることではありません。
まず契約書、求人票、実際の勤務時間、給与明細をそろえ、説明と数字が一致しているか確認します。それでも分からない場合は、雇用労働部相談センター1350や管轄の地方雇用労働官署へ相談します。
金額についての注意
このMISSIONに記載した10,320ウォン、82,560ウォン、2,156,880ウォンは、最低賃金委員会が案内する2026年適用額・換算額です。
最低賃金は毎年変わります。また、月給換算、週休手当、各種手当、控除などは勤務条件によって結果が変わります。
NUGAの記載金額だけで契約を判断せず、実際に働く年の最低賃金委員会・雇用労働部公式情報を確認してください。疑問がある場合は勤務開始前に勤務先または1350へ確認するのが安全です。
公式情報・問い合わせ
最低賃金委員会
2026年適用最低賃金、年度別最低賃金、制度概要を確認できます。
最低賃金制度
最低賃金制度の目的・仕組みを確認できます。
国家法令情報センター|最低賃金法
最低賃金の法的根拠や適用・例外等を確認するときに使用します。
雇用労働部相談センター
電話:1350(韓国内・有料)
相談時間などは公式案内で最新情報を確認してください。
FAQ|韓国ワーホリの最低賃金
2026年の韓国の最低時給はいくらですか?
2026年適用の最低賃金は時間給10,320ウォンです。実際に契約する直前にも最低賃金委員会の公式サイトで最新金額を確認してください。
日本人ワーホリにも最低賃金は関係しますか?
外国人であることだけを理由に最低賃金より低くしてよいわけではありません。自分の雇用形態での適用に疑問がある場合は、雇用労働部1350へ確認してください。
研修期間なら最低賃金より安くてもいいですか?
「研修」という名称だけで自由に最低賃金を下げられるわけではありません。法律上の減額条件があります。契約期間・業務内容などによって判断が必要なため、該当すると説明されたら1350へ確認してください。
現金払いでも最低賃金は適用されますか?
支払方法が現金か振込かだけで最低賃金の考え方が変わるわけではありません。契約内容と実際の支払額を確認してください。
2026年から2027年まで同じ店で働く場合はどうなりますか?
最低賃金は適用年ごとに変わります。最低賃金委員会は2027年適用の時間給を10,700ウォンと案内しています。年をまたぐ場合は、新しい適用年の金額を公式情報で再確認してください。
月給2,156,880ウォンをワーホリでも必ずもらえますか?
いいえ。この金額は週40時間・有給週休8時間を含む月給換算額です。H-1には別途就業時間の条件があるため、ワーホリの月収目安としてそのまま使用しないでください。
時給は合っているのに給料が少ないときは?
実際の勤務時間、休憩、給与計算、控除、手当を給与明細と照合してください。説明がつかない差額がある場合は勤務先へ確認し、解決しない場合は1350へ相談します。
最低賃金だけ確認すれば給与条件は十分ですか?
十分ではありません。週休手当、休憩、時間外勤務、給与日、控除なども確認が必要です。次のMISSIONで週休手当を詳しく確認します。
MISSION CHECK
□ 働く年の最低賃金を公式サイトで確認した
□ 求人票と契約書の基本時給を比較した
□ 研修期間の条件がある場合は内容を確認した
□ 自分の勤務時間を記録できるようにした
□ 最初の給与明細で勤務時間と給与を照合する準備をした
□ 分からない場合の相談先「1350」を確認した
MISSION CLEAR
次の3つを自分で説明できれば、このMISSIONは完了です。
1. 自分が働く年の最低時給はいくらか
2. 契約書のどこで基本時給と給与計算を確認するか
3. 給与が合わないとき、何を残してどこへ相談するか
最低賃金は「知っているだけ」の数字ではありません。
求人を見るとき、契約するとき、そして最初の給料を受け取ったときに、自分で照合できて初めて役に立つ基準です。
NEXT MISSION
15|LAB-002|週休手当を確認する
次は、韓国のアルバイトで日本人が特に分かりにくい「週休手当」を確認します。自分が対象になる条件、どのように考えるのか、給与に含まれていると言われた場合に何を見るべきかを整理します。