2026.04.28. 火曜日
Seoul Weather
15°
H17° L10°
100 JPY to KRW
₩925.2
Uncover your next Seoul story
火曜日 2026.04.28
Seoul
Weather
15°
H 17° L 10°
100 JPY to KRW
₩925.2
【日韓カップル】遠距離恋愛 連絡、友達でも恋人でもない「あの頃」さらけ出した本当の自分(第9話)
LOVE

【日韓カップル】遠距離恋愛 連絡、友達でも恋人でもない「あの頃」さらけ出した本当の自分(第9話)

2026. 04. 23
mina
mina

遠距離恋愛 連絡、「私たちって、どういう関係?」夜10時の素顔の対話

みなさん、こんにちは。韓国と東京で遠距離恋愛中のミナです!

ソウルでの偶然の出会いから、少しずつ時間が経ちました。日本に戻ってからの私の生活は、以前とは少しだけリズムが変わった気がします。世田谷の静かな夜、窓の外を走る電車の音を背景に仕事をしていると、ふとした瞬間にソウルでの出来事を思い出します。

「物理的な距離があると、心も離れてしまう」とよく聞きますが、今の私と彼の間では、不思議とその距離を感じることがありません。むしろ、離れているからこそ丁寧に言葉を交わそうとする、そんな静かな熱量があるような気がしています。

今日は、ただの「親切な韓国人男性」と「道に迷った旅行者」だった私たちが、どのようにして日常を共有する仲になっていったのか。飾らない二人のやり取りの記録を、少しだけお話ししようと思います。


SNSで知る、等身大の彼

仕事が終わって一息つく夜のひととき。以前なら無意識に動画を流し見していましたが、最近は少しだけ時間を割いて、彼の過去の投稿を眺めるのが日課になっています。

3年前に彼が行った釜山旅行の写真や、彼が「お気に入り」として紹介している音楽。それらを一つずつ辿っていくのは、私にとって彼という人を深く知るための大切なステップです。画面の中の彼は、眼鏡をかけて仕事に集中していたり、友人と楽しそうに笑っていたり。

「この頃はこういう服装が好みだったんだな」とか「このワンちゃんは、彼が大切にしている家族なんだな」と、投稿の端々から彼の日常を想像してみる。直接会えない距離にいるからこそ、こうした断片的な情報が、彼の人となりを理解するためのヒントになります。画面越しではありますが、彼の好きなものや大切にしているものを知るたびに、少しずつ彼との共通点を見つけているような、穏やかな楽しさがあります。

もちろん、数年前の投稿にうっかり「いいね」を付けてしまわないよう、指先に細心の注意を払う緊張感は欠かせません(笑)そんな小さなハラハラも含めて、今の私にとっては、遠くにいる彼を彼を少しでも近くに感じるための、等身大のコミュニケーションツールになっています。

【日韓カップル】遠距離恋愛 連絡、友達でも恋人でもない「あの頃」さらけ出した本当の自分(第9話) 13

「言葉のニュアンス」を埋めていく作業

私たちの距離が縮まった大きなきっかけは、「韓国語の勉強」という共通のトピックでした。
正直なところ、デザイナーとして働く私にとって、今すぐ韓国語をマスターしなければならない理由はありません。でも、彼に連絡をするための「自然な理由」が欲しかった私にとって、これ以上に便利な口実はありませんでした。

ある夜、ふとしたきっかけで送った質問メッセージ。すると、テキストではなく彼から直接電話がかかってきました。

「質問見たよ。『会いたい(ポゴシプダ)』は独り言のように呟く感じで、『会いたいよ(ポゴシポ)』は相手に直接伝えるニュアンスかな。」

不意に核心を突かれたような気がして、私は少し慌ててしまいました(笑)

「僕は今、『ポゴシポ』って直接伝えたい気分だよ」
こうした彼のストレートな表現に触れるたび、遠く離れたソウルという場所が、少しだけ近く感じられます。私たちはお互いの言語を教え合うという「建前」を使いながら、本当は声のトーンや話し方の癖、そして言葉の裏にある「本音」を少しずつ探り合っていたのだと思います。

海を越えたやり取りの本当の楽しさは、単なる情報の交換ではありません。こうした言葉の端々に宿る「体温」のようなものを感じることにあるのだと、私はようやく気づき始めました。

【日韓カップル】遠距離恋愛 連絡、友達でも恋人でもない「あの頃」さらけ出した本当の自分(第9話) 14

ビデオ通話で見えてきた、お互いの「素顔」

いつの間にか私たちのやり取りは、文字だけでなくビデオ通話が中心になっていきました。初めて「顔を見て話そう」と言われたときの焦りは、今でもよく覚えています。メイクを直して、照明を調整して、背景に映る部屋の散らかりを片付けて……。何度も鏡を確認したあの日。

でも、回数を重ねるうちに、だんだんと飾らない姿を見せられるようになっていきました。最近では、「完全オフモード」で画面の前に座っています(笑)

彼がベッドで横になりながら話すのは、仕事での出来事や、道で見かけた猫のこと、あるいは子供の頃のちょっとした思い出など、本当に些細なことばかりです。

「素顔を見せる」というのは、単にメイクを落とすことではなく、「背伸びしなくていい自分」を共有することなのだと思います。不器用な内面をそのままさらけ出せる相手。そんな関係性が、距離を少しずつ縮めてくれているのかもしれません。

【日韓カップル】遠距離恋愛 連絡、友達でも恋人でもない「あの頃」さらけ出した本当の自分(第9話) 15

「私たちは、どんな関係なんだろう」

深夜まで続く会話は楽しいけれど、ふとした瞬間に「私たちは一体、どういう関係なんだろう」という問いが頭をよぎることがありました。

毎晩のように何時間もビデオ通話をして、素顔を見せて笑い合い、朝起きたら真っ先に相手からのメッセージを確認する。これを単なる「友達」と言うには距離が近すぎるし、かといって「恋人」と呼ぶには、遠すぎる距離と決定的な何かが足りない気がしていました。

ある夜、どうしても気になって、画面越しの彼にこう尋ねてみました。

「毎日こうして連絡するの、他の友達ともそうなんですか?」

彼は一瞬驚いたような顔をして、それからすぐに答えました。

「僕が誰にでもこんな姿を見せて、夜中まで通話する男に見える? 連絡していない時も考えてるよ」

その言葉はとても心強かったけれど、通話を切った後の静かな部屋に戻ると、どうしても「現実」に引き戻されてしまいます。直接会えない時間が長くなっても、この気持ちは続くのかな。彼は私と同じくらいの真剣さで向き合ってくれているのかな。そんなふうに一人で考えてしまう夜もありました。

後になって知ったのですが、韓国ではこうした状態のことを「サム」と呼ぶそうです。友達以上、恋人未満。お互いに好意はあるけれど、まだはっきりとした名前がないこの時期特有の空気感。あの時の私たちは、まさにその真っ只中にいたんだなと、今なら分かります(笑)

【日韓カップル】遠距離恋愛 連絡、友達でも恋人でもない「あの頃」さらけ出した本当の自分(第9話) 16

結びに

SNSでお互いの様子を伺っていた頃を過ぎ、今では沈黙が流れても気にならないくらい、自然体でいられる関係になりました。

国境を越えて連絡を取り合っている方に伝えたいのは、やり取りの頻度よりも「どれだけ飾らない自分を見せられるか」が大切だということです。お洒落なレストランでのデートはできなくても、少し画質の荒い画面越しに伝わる相手の表情や言葉は、何よりも自分を支えてくれるものになります。

一日の終わりに届く彼からの通知ひとつで、「明日も頑張ろう」と思える。そんな今の関係を大切にしたいです。

📖 ミナのこれまでの日記を見る

この記事が掲載されているシリーズ
連載

ミナの日韓恋ログ(Love Log)

目次をすべて表示
mina
mina

日本と韓国で遠距離恋愛中 ふたつの文化の間で生まれるストーリーを記録していきます

エディターの記事を見にいく

Tag&Articles Related

MORE+