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海外挑戦のリアル① なぜ韓国だったのか?現役アスリートが海外挑戦で得たもの
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海外挑戦のリアル① なぜ韓国だったのか?現役アスリートが海外挑戦で得たもの

2026. 06. 11
yu
yu

「なんで韓国だったんですか?」
海外でプレーしていると、この質問を本当によく受けます。

海外挑戦と聞くと、ヨーロッパやアメリカを思い浮かべる人も多いと思いますし、実際に僕自身も海外に興味を持ち始めた頃は、特定の国を強く意識していたわけではありませんでした。
正直に言うと、最初から韓国を目指していたわけではありません。

僕は昔から海外に興味がありました。

違う文化の中で生活してみたい。
違う価値観に触れてみたい。

自分が当たり前だと思っていることが、他の国では当たり前ではないかもしれない。
そういう環境に身を置いてみたいという気持ちがずっとありました。
ただ、海外と一言で言っても世界は広いです。

ヨーロッパもあればアメリカもある。
東南アジアもあれば中東もある。
選択肢はいくらでもあります。

その中で韓国を選んだ理由は、とてもシンプルでした。
韓国が一番身近な海外だったからです。

日本から飛行機で数時間。
時差もほとんどない。
文化的にも共通点が多い。
食事も比較的合いやすい。

さらに、韓国にはつながりのある人がいました。

挑戦する場所として考えた時に、全く知らない土地へ飛び込むよりも、少しでも頼れる人がいる環境の方が現実的でした。海外挑戦というと、すべてを捨ててゼロから飛び込むことが美徳のように語られることがあります。
もちろん、それも素晴らしい挑戦だと思います。

でも僕は、挑戦することと無理をすることは違うと思っています。

使える人脈があるなら使えばいい。
頼れる人がいるなら頼ればいい。

大切なのは自分が前に進めるかどうかです。

結果を出すために使えるものを使う。
それも立派な選択だと思っています。

そして当時の僕は、日本で長く活動していた中で、環境を変えたいという気持ちが強くなっていました。日本に不満があったわけではありません。
むしろ感謝していることの方が多いです。

今の自分があるのは間違いなく日本で積み上げてきた経験のおかげです。
ただ、人は同じ環境に長くいると慣れてしまいます。
慣れること自体は悪いことではありません。
慣れるから成長できる部分もあります。

でも一方で、慣れすぎると自分の可能性を狭めてしまうことがあります。

「自分はこのレベルだろう」
「このくらいが現実だろう」
「ここまでできれば十分だろう」
そんなふうに、自分で勝手に限界を決めてしまう。

だから環境を変える決断をしました。
韓国に来て最初に感じたのは、自分がいかに守られた環境の中で生活していたかということでした。

言葉が違う。
文化が違う。
考え方が違う。

当たり前だと思っていたことが、当たり前ではなくなる。
役所の手続きひとつ取ってもそうですし、買い物や病院、日常生活の細かい部分でも違いを感じます。
最初は戸惑うこともたくさんありました。

思うように意思疎通ができなかったこともあります。
自分の考えをうまく伝えられずにもどかしい思いをしたこともあります。
でも今振り返ると、その経験があったからこそ成長できたと思います。

海外に来て特に感じたのは、自分を持つことの大切さです。

日本にいると、良くも悪くも周りに合わせながら生活できます。
空気を読む文化もありますし、それによって物事がスムーズに進むこともあります。
それは日本の良さでもあると思います。

ただ海外では、自分が何を考えているのか、自分が何を望んでいるのかをしっかり持っていないと流されてしまいます。
誰かが人生の責任を取ってくれるわけではありません。

自分で決める。
自分で行動する。
自分で責任を持つ。
当たり前のことですが、その感覚は海外に来てより強くなりました。

そしてもう一つ強く感じたのが、競争があるのは当たり前だということです。

海外だから厳しい。
日本だから楽。
そういう単純な話ではありません。

どこに行っても競争はあります。
ポジション争いもある。
契約を勝ち取るための争いもある。
評価を得るための争いもある。

プロである以上、それは避けられません。
でも僕は競争を悪いものだとは思っていません。
むしろ競争があるから人は成長できると思っています。

競争があるから努力する。
競争があるから工夫する。
競争があるから価値が生まれる。

大事なのは競争を避けることではなく、その中でどう戦うかです。
韓国に来てから、自分より上のレベルの選手もたくさん見ました。
同時に、自分が負けていない部分も見えました。

だからこそ、自分に足りないものも見えるようになりました。
以前よりも、自分を客観的に見られるようになったと思います。
海外挑戦というと特別なことに聞こえるかもしれません。

でも実際は、毎日の積み重ねです。
派手な出来事なんてほとんどありません。

語学を勉強する。
身体を整える。
練習する。

試合に向けて準備する。
食事を管理する。
しっかり休む。

その繰り返しです。
ただ、その当たり前を違う環境で続けることで、見える景色は確実に変わります。

自分の強みも弱みも見えてくる。
何に感謝していたのかも分かる。
何を大切にしたいのかも見えてくる。

韓国を選んだ理由はいろいろあります。
距離の近さ、人脈、文化的な親しみやすさ。

どれも間違いなく理由の一つです。
でも今振り返ると、一番大きかったのは環境を変えたかったからなのかもしれません。

そして環境を変えたことで、一人の人間として自分自身を以前より深く知ることができました。
まだ挑戦の途中です。

成功したとも失敗したとも言えません。
でも一つだけ確実に言えることがあります。

あの時、勇気を出して環境を変える決断をしたことは間違いではなかったということです。

自分の可能性を広げるために一歩踏み出した経験は、結果がどうなったとしても必ず人生の財産になります。
だから僕は、この海外挑戦に大きな価値があったと思っています。

海外挑戦のリアル① なぜ韓国だったのか?現役アスリートが海外挑戦で得たもの 10
yu
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韓国在住。現役アスリートです。 韓国での生活について。

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