韓国に来て数ヶ月が経ちました。
旅行では何度か来たことがありましたが、実際に生活するとなると全く別です。
数日滞在するのと、毎日を過ごすのでは見える景色が違います。
住んでみて初めて分かることがたくさんあります。
今日はその中でも、僕が感じた日本との違いについて書いてみたいと思います。
まず最初に感じたのは、「冷たいけど冷たくない」ということです。
少し変な表現かもしれません。
でも本当にそんな感じなんです。
韓国の人は日本人ほど愛想を振りまかない印象があります。
店員さんも必要以上に笑顔を作らない。
街を歩いていても他人にそこまで関心を持たない。
最初は少し冷たく感じました。
日本にいると、丁寧な接客や気遣いに慣れているので、余計にそう感じるのかもしれません。
でも実際に関わると違います。
困っていると助けてくれる。
仲良くなると情が深い。
思ったことをはっきり言う。
表面上はドライに見えるけど、中身は意外と温かい。
そんな人が多い印象です。
実際、僕も言葉が分からず困っていた時に助けてもらったことがあります。
最初は少し怖そうに見えた人が、実はすごく親切だったということもありました。
だから今は、表面的な印象だけで人を判断しないようになりました。
国が違えば表現の仕方も違う。
優しさの形も違う。
それを知れたのは大きな学びだったと思います。
次に感じたのは結果主義です。
もちろん日本も結果は大事です。
ただ韓国では、その傾向がより強いように感じます。
過程も大切ですが、最終的に何を残したのか。
何を達成したのか。
そこが強く見られる印象があります。
アスリートの世界では特にそうです。
試合に勝ったか。
結果を出したか。
数字を残したか。
もちろん厳しい部分もあります。
努力しても評価されないこともあります。
頑張っただけでは認められないこともあります。
でも一方で、シンプルで分かりやすいとも感じます。
結果が出れば評価される。
結果が出なければ改善する。
その考え方は個人的には嫌いではありません。
なぜならプロの世界は最終的に結果で判断されるものだからです。
もちろん結果だけでは測れない価値もあります。
ただ、結果を求められる環境だからこそ成長できる部分もあると思います。
競争の中に身を置くことで、自分に足りないものも見えてきます。
そして競技面で最も興味深かったのが、「練習」と「訓練」の考え方の違いです。
日本では「練習」という言葉をよく使います。
技術を高める。
連携を高める。
質を上げる。
そんなイメージです。
細かい部分までこだわりながら積み上げていく文化があると思います。
一方で韓国は「訓練」に近い感覚があります。
身体を鍛える。
走る。
耐える。
反復する。
もちろんチームによって違いはあります。
ただ全体的には、試合で戦うための準備という意味合いが強いように感じます。
実際に練習をしていても、「強くなるため」「勝つため」という意識を強く感じる場面があります。
日本が技術や質を追求するなら、韓国は強度や戦う力を追求する。
そんな印象です。
もちろんどちらが正しいという話ではありません。
日本には日本の良さがあります。
韓国には韓国の良さがあります。
だからこそ面白いんです。
もし日本だけしか知らなかったら、日本のやり方が当たり前だと思っていたかもしれません。
でも外に出てみると、当たり前だと思っていたことが当たり前ではなくなる。
それによって視野が広がります。
そして海外生活を通じて感じるのは、自分自身についてもよく分かるということです。
環境が変わると、自分の強みも弱みも見えてきます。
日本では気づかなかった課題が見つかることもあります。
逆に、自分が思っていた以上に通用する部分を発見することもあります。
でも実際は人として成長する部分の方が大きいかもしれません。
価値観が広がる。
考え方が柔軟になる。
違いを受け入れられるようになる。
そういった変化は確実に感じています。
韓国生活はまだ続きます。
これから先も新しい発見があると思います。
良いこともあるでしょうし、大変なこともあるでしょう。
それでも、一度外から日本を見る経験には大きな価値があると思っています。
日本の良さも見える。
課題も見える。
そして何より、自分自身が見える。
海外生活の面白さは、異国の文化を知ることだけではありません。
自分のことを今まで以上に知れること。
それこそが海外挑戦の一番の価値なのかもしれません。
