韓国のトイレ環境は非常に清潔で現代的ですが、日本とは異なるトイレットペーパーの処理方法や、雑居ビルのトイレに設置されたパスワードシステムなど、固有の利用文化が存在します。 本ガイドは、韓国行政安全部の公衆トイレ法および公式運営指針に基づき、旅行者が困らないよう設計された実用マニュアルです。
基本情報
韓国では公衆トイレ法に基づき、公共の場でのトイレへのアクセスが保障されており、ほとんどが無料で運営されています。
| 項目 | 詳細内容 |
|---|---|
| 運営時間 | 地下鉄・公園:24時間または施設運営時間に準ずる / カフェ:営業時間内 |
| 利用料金 | 無料 |
| 対応言語 | 案内看板内に韓国語、英語、日本語、中国語を併記 |
| 運営機関 | 行政安全部および各自治体 |

利用方法 (ステップ別案内)
Step 1: トイレの場所を探す
- 地図アプリの活用: ネイバーマップ(NAVER Map)またはカカオマップで「화장실(トイレ)」と検索すると、周辺の公衆トイレおよび開放トイレの場所が表示されます。
- 地下鉄駅の利用: 最も見つけやすく清潔なのは地下鉄の駅構内です。改札の内側と外側の位置をアプリで事前に確認してください。
Step 2: 入場とセキュリティの確認
- パスワードシステム: 小規模なカフェや飲食店では、トイレが建物の共用スペースにあり、デジタルドアロックが設置されているケースが多いです。
- 番号の確認: レシートの下部にパスワードが記載されているか、カウンター横の壁面に番号が記載されています。日本にはないシステムのため、入店時に必ず確認が必要です。
Step 3: ペーパーの処理と洗浄機能の使用
- ペーパーの投入: 2018年から施行された公衆トイレ法により、使用済みのトイレットペーパーは便器の中に直接入れ、水で流すのが原則です。便器の横にごみ箱がないのが正常な状態です。
- 例外状況: ただし、古い建物や一部の個人商店では、詰まり防止のために依然としてごみ箱の使用を推奨している場合があります。その際は壁面の案内文を確認してください。
- 洗浄機能(ビデ)の使用: ほとんどの大型ビルや新築施設には洗浄機能付き便座が設置されています。操作法は日本製品と類似していますが、「정지(停止)」「세정(洗浄)」などの韓国語表記を把握しておくと便利です。
問題解決 (FAQ)
Q1. トイレのドアが閉まっていてパスワードが分かりません。
解決策: 該当する建物のカフェや飲食店の利用レシートを確認してください。パスワードの横に 「*」 または 「#」 ボタンを最初または最後に押す必要がある規則があるため、案内を詳しく見てください。
Q2. トイレが詰まってしまった場合はどうすればいいですか?
解決策: 慌てずに管理人に知らせるか、備え付けのラバーカップを利用してください。公共施設の場合は「施設管理室」の番号へ連絡するか、観光通訳案内電話 1330(日本語対応)に支援を要請してください。
Q3. 個室の中にトイレットペーパーがありません。
解決策: 一部の古い公衆トイレでは、個室の中ではなく洗面台横の共用ホルダーから予めペーパーを取って入る必要があります。どこにもない場合は、近くのコンビニで携帯用ティッシュを購入してください。

おわりに
- 公式サイト:
- 行政安全部: https://www.mois.go.kr
- 韓国観光公社ガイド: https://japanese.visitkorea.or.kr
- 公式連絡先:
- 観光通訳案内電話: 1330 (日本語対応、24時間)
- 茶山(タサン)コールセンター: 120 (日本語対応可)
- 住所情報: ソウル特別市 鍾路区 世宗大路 209 (政府ソウル庁舎)
- 代わりの手段: 周辺にトイレがない場合は、近くの地下鉄駅、警察署(派出所)、住民センター(役所)、または大型百貨店を訪ねてください。多くの場合、親切に開放されています。
【まとめ】 韓国と日本のトイレ利用文化 比較表
| 区分 | 韓国 (2026年) | 日本 |
|---|---|---|
| ペーパーの処理 | 便器に流す (原則) | 便器に流す |
| ごみ箱の有無 | 公共の場では原則撤去済み | 生理用品専用のみあり |
| カフェのトイレ | デジタルドアロック(暗証番号)が多い | 自由開放または鍵の受け渡し |
| ペーパーの配置 | 個室内にない場合は入口の共用を使用 | ほとんどが個室内にあり |