韓国旅行中に夜間や公休日、急な病気や事故で救急外来(応急室)を訪問する場合、韓国独自の「緊急度優先システム」と高額な医療費について事前に知っておく必要があります。
基本情報
- 運営時間: 24時間 365日年中無休
- 費用 (健康保険未加入の外国人の場合):
- 応急診療費: 約150,000〜300,000ウォン (約16,500〜33,000円) ※基本受付料および検査費
- 追加処置(手術、MRIなど): 数十万〜数百万ウォン単位まで発生する場合あり。
- 言語サポート: 大学病院級の救急センターでは国際診療センターとの連携、または119/1330通訳サービスを利用可能。
- 情報源: 保健福祉部 応急医療ポータル(E-Gen) および主要大学病院の外国人診療指針 (2026)

利用方法
ステップ 1:病院の選定と移動
- 病院を探す: アプリ「E-Gen」や1330(通訳あり)へ電話し、日本語対応が可能な近くの大規模病院を案内してもらいます。
- 移動: 自力での移動が困難な場合は 119 に電話し、救急車を要請します。
※緊急時の利用は無料ですが、軽症での利用は控えましょう。
ステップ 2:受付と患者分類(KTAS)
- 身分確認: パスポートを提示して受付します。
- トリアージ(分類): 医療陣が患者の状態をチェックし、緊急度を5段階で判断します。
- 注意点: 韓国の救急外来は受付順ではなく、緊急度順に診察します。軽症(軽い風邪、消化不良など)の場合は数時間待たされることがあり、「応急医療管理料」という追加費用も発生します。
ステップ 3:会計と保険請求書類の受取(必須)
帰国後に日本の保険会社へ請求するため、必ず現場で以下の書類を発行してもらってください。
- 診療費領収書 : カードの利用明細ではなく、病院発行の公式な領収書。
- 診療費詳細内訳書 : 検査や薬の詳細が記載された書類。
- 診断書または所見書 : 病名と治療内容が記載された書類(英語での発行を推奨)

問題解決
- Q1:医療費が高すぎて現金の持ち合わせがありません。
- 解決: 韓国の病院は海外クレジットカード(VISA, Mastercard, JCB等)での決済がスムーズです。カードで支払い、書類を揃えて帰国後に保険会社へ請求してください。
- Q2:医師と言葉が通じません。
- 解決: 局番なしの 1330 または 119 に電話し、「ジャパニーズ・インタープリター(日本語通訳)」を依頼して3者通話で伝えてください。
- 緊急連絡先:
- 救急通報・医療相談: 119 (24時間)
- 韓国観光案内電話: 局番なしの「1330」(日本語可、近くの救急外来の案内)
まとめ
- 公式サイト:
- 応急医療ポータル E-Gen: www.e-gen.or.kr
- 住所情報:
- ソウル大学病院 応急医療センター: ソウル特別市 鐘路区 大学路 101
- 代替案:
症状が軽い場合は、救急外来の代わりに夜間まで営業している病院や休日診療所を探すと、待ち時間と費用を大幅に抑えられます。